うわのそら

「うわのそら」普段なにげなく聞き流すこの言葉。漢字で書くと、「上の空」だということに気づいた。夏の終わりの晴れ渡る空が、あまりにも美しくて、自転車での帰り道、ずっと上を見ながら走っていた。行き交う車や、人達ばかりに気を奪われていた常日頃に気付く。「神に会おうと思えば、にわの口を外へ出て見よ。空が神、下が神」という「み教え」がある。ちょうど、今週の掲示板に書いたばかりだ。見る世界って、変われば、心も変わるし、接する人によって自分も変わる。何より、今日、腑に落ちたのは、人によって、顕れる神様も違うんだろうなぁっていう話。ボーっとしている、そんな人に、うわのそらというべきか?その人にも、その人の世界があり、その人の神様がおられるのかもしれない。美しい空に目を奪われて、思う。

トップに戻る