てんとう虫が、玄関に、ぽつりと佇んでいた。人間から見れば、小さな存在に思えてしまうけど、飛べるし、人間よりも凄い存在なのかもしれない。コンクリートジャングルなんて、使い古された表現だけど、このてんとう虫には、どんな世界が見えているのだろうか?英語に訳すと、「ladybug」ああ、てんとう虫。君は自分の背中の星の数を知っているのかい?七つだったり、二つだったり、自分の背中は自分では見えないもの。背中で語ることができれば、背中でひっぱることもできるのかな?ああ、てんとう虫。おぉ、てんとう虫。コンクリートのサバンナで出会った。明日はどこにいるのかい?