できることを出来るだけ

何もかも出来なきゃダメだ、と自分を責めてしまいがちな自分が、いる。いや、いた。自分を責めるということは、自分が何でもできると過信しているからかもしれない。あるとき、ある先生から、「あんたは、気張りすぎなんじゃ。1割出来れば良い、ぐらいに思うと良い。目も1割ぐらい開いてたら良い。あんたは、気張り過ぎなんじゃ。」と諭されたことがある。なんだか、大事なイベントを取り組んだあとに、脱力感、そして、もっと出来たのかもしれないし、と反省という名の自責の思いになって無気力っぽくなってしまうことが昔からよくある。まあ、それも悪いことじゃないけど。1割でも出来たことを、まず、喜びなさいよ、ということ。だと今受け止めている。「ここまでは、できたと喜ぶべきを、これしかできぬ、と言いて嘆くか」まさにこの言葉を自分に言って聴かせたい。1割だと思っていることを、悔やんで受け止めると1割かもしれないけど、それを「できた」と、喜ぶ心で受け入れると、3割、5割、もしかすると10割にすらなるのかもしれないなぁ。御大祭が無事にお仕えされ、明けて、また今日を迎えた。喜ぶお稽古をしたいなぁ。

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