昨日のこと、近所の郵便局に用事があって向かっていた。中学校の校庭の横を、歩いて、どうやら給食の時間帯だったようだ。郵便局に着くと、近所の顔見知りの方が、子どもたちの下校ルートの見守り役で立っておられた。町内会で交代で取り組んでいるとのこと。小学校は、コロナ禍で、給食を食べたらすぐ下校になるという話。用事を済ませて、また、来た道を戻っていると、中学校に、勇ましい爆音のオーケストラサウンドが鳴り響いていた。どうやら昼の掃除時間のテーマ曲らしい。あの、有名な映画ロッキーのテーマ。ホウキが擦り切れるほど気合い入れて掃除していると思いきや、みんな闘いの「た」の字もないほどに、プラプラとサボりまくっていた。学校の掃除なんて、そんなもん。いろいろ思い出していた。繰り返し流れるテーマ曲。勇ましい思いは切なくも空回り感。楽しい昼下がりに、歩きながら、もの思いに耽る散歩道だった。