一日と一日の間に

明るくなって、また暗くなっては、草木も人も眠る。夕暮れ時に思うのは、ああ、今日も、生きたな、ってことだろうか。明日が待ち遠しい日があったり、一日と一日の境い目があいまいで分からない日もあったり。ただ、思うのは、数えきれないほどのそれを繰り返して、今が来たということ。今夜、思うのは、耳が聴こえることって、有難いなぁって。このまま、耳が不自由になったら、ダンスをしたり、絵を描いたり、ものを書いたりするようになるのかなぁ、なんて。ピンチはチャンスって言うけれど、可能性は無限に広がる。音楽が拠り所。今。本を読むのが好きだった人が、目が見えにくくなって、読まなくなるっていうのは、よく聞く話。五感をフルに与えてもらっているって、スゴイことだと、感謝もしてなかった自分に、教えてあげるのも良いかもね。

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