世界の広さ

情報化社会が当たり前になったこの世界。調べようと思いさえすれば、たいていのことがインターネット上にある今の世の中。だからといって、人が1日のうちに出会う事柄はそんなに多くはないのかもしれない。今日は、健軍教会初代教会長の中原世輝夫師の誕生日。生誕百年。生きておられたら、百歳。大正10年って、どんな世界だったのだろうか?電気すら、あったのか無かったのか。洋服じゃなくて、和服の着物と下駄の時代だったのかもしれない。10年ひと昔と言うけれど、100年はちょっと桁が違う。地球の歴史に比べると、短くても、人が生きる一生って、重みがあり、尊いものだと改めて思う。金光教の教祖の伝えに、人は死んだら終わりというわけではなく、御霊の神として、生き通し、とある。身体は亡くなっても働きは生き続けるという。ご先祖、先師、先人を大切にすることは、ひいては自分の助かりになり、大切に思えば、大切に思われる。自分の世界が、なんだか狭いように思えてならない。遠くに行くから拡がるという訳でもなさそうだ。また、広ければ良いってものでもないかも。今日命があったことに、ひとまず御礼を。

トップに戻る