川の写真を、スマホで撮りながら、思う。この川、「白川」(しらかわ)っていうんだけど、夜中に見ると、黒いなぁって。熊本には、このほかに、黒川っていう川も流れている。でも、これは、「白川」。豪雨災害の被災地、球磨地方の、球磨川は、普段は綺麗な川で、親しまれていて、その地域の人の誇りのようなシンボル的な流れだそうだ。その川が、ひとたび表情を変える。ご存知のようなこととなった。災害ってあるんだよなぁ、なんて思いながら、ニュースを見ないと戦争の状況もよく知らない最近。東日本大震災から、11年。川が逆流する映像。この白川も、その昔、大洪水になったと伝え聞いた。川のある大地に住まわせてもらっている、という人間。人間が作った人間の為の川であり、大地である、という順番じゃ「ない」んだと、教えてもらって気づく。生活のそばを流れる川であり、生活を飲み込む時があり、海へと続く、そこにある流れ。流れを読め!とか言って怒られることがあるかもしれんけど、読めるようで読めんのが、世の常。諸行無常っていうから、、、命の水は、そう命のことを考えるきっかけでも、ある。