あと何日、何年、生きていけるのか。思えば遠くへ来たもんだ。ぶっ飛んでいた日、うつむいていた日、バカ笑いした日、秋の風を吸い込みながら、悪くはないなと、ため息を吐いてみる。勝手なもので、自分なんか、なんか、なんか、と、ふてくされる夕暮れ時。泣ける本を読んだ。溜め込んだ何かがぐちゃぐちゃに流れ出した時。何やってたんだろ、って、身体の、顔の、どこにもチカラが入らないようになる。気張りようもなく。いつもと同じような夕方に、決して当たり前じゃない夜に、ちょっとトンガった歌詞の曲を聴いては、眼を閉じる。暗い天を仰ぎ、今日は何が出来たかな?とりあえず、美しい日々は、こういう脱力と共に訪れるのかもしれない。明日、43周目の特別な感情は何処。