四季がある日本というこの国。収穫の秋。春に芽を出した植物たちが、梅雨の雨、夏の陽射しをカラダいっぱいに浴びて、花を咲かせ、実を結ぶ。これは、当たり前のように続いているようで、実のところは、奇跡的な生命の連なりとも言える。この間の台風で、栗の実が、たくさん落ちたはずだ、という話を聞いた。桃や、栗は、実がなるまでに3年かかるという伝え。柿は8年ぐらいかかるという。野菜や果物を栽培したことがある人は、雨や、陽射しのありがたさをしみじみ感じるのではないだろうか。そういう自分は、栽培、したことあったっけ?野菜を粗末に扱っていたりする自分に気づく。幼稚園児の時に、育てたヒヤシンスを思い出す。水の鉢に、根っこがグングン伸びてたなぁ、と。地に足つけて、って言うけど、地に根を張り巡らして植物は生きる。天の恵み、地のめぐみ。よくよく考えてみると、スゴイのかもしれない。大事にしなきゃなぁと思う。