川の流れのことを、英語でflow(フロー)というのだとか。日本語でフローというと、風呂らしい。風呂は溜まるもの。流れる、とはまったく逆の意味のようだ。川の流れの美しさを、人はflowと呼ぶから、flowerはフラワー(花)なのかもしれないなぁなんて、勝手に想像を膨らませる。嗚呼、川の流れのように。昭和の名曲。時に表情を変える流れ。生活を飲み込んでしまう川に、しかし、人はそこに住まわせてもらっている存在。先日、ある方が、常日頃、風呂のお湯がもったいないので、手桶三杯しか使わないという話を聞いた。水は命の水。しかし、ある時、その方が、掛け流しの温泉に入った。湧き出て流れ続けるお湯を見て、もったいない、どうにかならないもんだろうか、とおっしゃった。とか。世界は広い。嗚呼、川の流れのように、天地の働きは人間には計り知れないものだ。ありがたく、大切に使わせていただきたい。