日本人にとって、春と秋のお彼岸は、先祖の御霊に心を寄せる日。お彼岸とは、仏教のことば。一年の中で、昼と夜の長さが同じになる日のことだったっけ。ヒガンバナ(彼岸花)の咲く頃。今日は秋分の日。別名、オニユリ。今日知ったのは、この花のコトを、曼珠沙華(マンジュシャゲ)というとのこと。教会では、10時半から、秋季霊祭がお仕えされた。御霊の神様にお礼を申し上げ、御霊の立ち行き助かりをお祈りする、という意味のある祭典。木に例えると、枝葉が我々生きている者達とすると、親先祖の御霊は、張り巡らされた根っこだろうか。親先祖無くして自分は無い、誰にも言えること。地の栄養や、陽の光り、雨の恵みなど、世界に満ち満ちているのが神様の働き。神の中をかき分けて生きているような私たち、というイメージ、お分かりいただけるでしょうか。人間は、自分一人で生きることは出来ない。そのコトを知るコトは、まず第一歩。祭典後、健軍教会の奥城(おくつき、と読みます)(お墓のこと)、にお参りさせていただき、また、その後、坪井教会、熊本教会の奥城にも参拝。タイミングが絶妙に絡み合い、ありがたい一日になった。私たちも亡くなった後、大切にしていただきたいもの。まず、御霊様を大切にさせていただくと、いいなぁ〜、とつくづく感じた一日だった。