僕らの町に、今年も雪が降る。とあるバンドの名曲を思い出しながら、今年初かもしれない、みぞれ混じりの雪を眺めた。部屋の中は暖房、そりゃ暖かい。不思議なもので、沖縄に雪が降るならば、みんな驚いて有り難がるかもしれないけど、雪国で雪がどんなにたくさん降ろうとも、当たり前。もっと言うなれば、迷惑とさえ感じる人もたくさんいる。先日、熊本県の、あさぎり町という素敵な名前の町を通りかかったところ、朝早かったのだが、田んぼや川から、湯気が立ち昇り、霧の中だった。なんとも幻想的で美しい、と思った。その後、地元の人と話したら、たまになら良いけど。と。洗濯物は干せないし、と迷惑なコトもあるらしい。とにかく、言うなれば、夏は夏を喜んで、秋は秋を、冬は寒さ、雪景色を楽しみ、春の訪れを心待ちにする。オールウェイズ(いつでも)喜べる生き方でありたい、と思う。が、しかし、当事者と傍観者では、感じ方も違うよね。