栄光に向かってはしる、あの列車に乗って行こう。電車は、乗り物。自分では運転しないし、歩いても行かない。乗っていたら、動いて、目的地であろう場所まで運んでくれる。栄光が目的地だうとしたら、そんな列車に乗ったら、乗った時点でゴールは約束されているのだろうか。乗り換えもあるだろうに、急行も各駅停車もあるだろうに。歩くことを選ばなかった、人間たち。目的地は、生きていたら、変わることを知るだろうか。トレイントレイン走って行く。トレイントレインどこまでも。どこまでも、というには、世界は広かったりする。今日は市電に乗って帰って来た。栄光は、ただ、いま、ここにあるのかもしれない。