ゴハン

ゴハン。漢字に訳すと、食事。美味しいゴハンが生き甲斐だと思う人は、少なくない。日本に住んでいると、マヒしてしまう時もあるが、その昔、戦中戦後は、食べられない、という経験をされた人がいる。祖母もその一人だった。道端に生えている草を食べたという話も聞くほどに。ゴハンが無いと、人間は生きて行くことが出来ない。車やバイクのように、ガソリン飲んでは生きて活動出来ない。やっぱり、食事、ゴハンは、ある意味、それこそが「生きる」という営みそのものなのかもしれない。金光教には、食事訓、というものがある。食前には、「食物はみな、人のいのちの為に、天地の神のつくり与えたまうものぞ。何を飲むにも食べるにも、ありがたくいただく心を忘れなよ」と手を合わせて、「いただきます」。食後には、「体(たい)の丈夫を願え、体(たい)をつくれ、何事も体(たい)がもとなり」と手を合わせ、「ごちそうさまでした」と。いのちを今日もいただきました。

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