桜のころを過ぎても

桜の花は、日本人の心、と言われている。儚いからこそ美しいとも言われる。同期の櫻という軍歌がある。咲いて散る美学をあらわしている。それはそれで、一つの考え。しかし、金光教の教えには、「桜の花の信心より、梅の花の信心を」というものがある。桜の花は、暖かい頃にパッと咲いてパッと散る。梅の花は、寒い時期に頑張って咲き続け、パッとは散らない。花を見る人間目線での話だけど、辛抱して懸命に生きる、その姿もまた、美しいもの。どちらか比べるのもまた、しなくていい話かもしれないけど。信心辛抱という言葉もある。つらさを抱いて、生きているうちに、その中の喜びを見つけるのが上手くなっていくのかも。その為には、日々、お祈りしながら生きると良さそうだ。人の幸せを祈れるようになれば、また、人の幸せを喜べるようになれば、なかなか幸せな人生。葉桜を愛でる、それは幸せを見つけるのが上手い人の視点なのかも。

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